さんごー日記。

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応用情報処理技術者試験の過去問題を解きながらメモ。18日目。

応用上処理技術者試験の過去問題を見ながら調べたことをメモしていきます。

午後の問題まだ1問目ですが、見始めてからすでに1週間過ぎそうです。

勉強してな日とかもあったけど相変わらずのんびり進めております。

 

今日も引き続き経営戦略周りの問題の中でわからなかった部分を調べていきます。

 

 

純資産

会社の資産総額から負債額を差し引いた額。

昔は「資本」「株主資本」などと呼ばれていたが、2005年から「純資産」と呼ぶのが正式になったらしい。

 

純資産額法

企業の純資産に応じて企業の価値を算定評価する方式。

賃借対照表をもとに価値を算出することができる。

企業の将来的な成長は考慮しないのが特徴。

 

収益還元価値法

利益と資本還元率をもとに企業の価値を算出する方法。

純資産×資本利益率÷資本還元率という式で表される。

 

「純資産×資本利益率」によって利益が求まります。

「資本×資本還元率=利益」なので、

「資本=利益÷資本還元率」という事になるらしい。

 

応用上処理技術者試験の問題の中ではこの計算式自体が問題文に記載されているので単純に数字を当てはめていけば答えを出す事ができます。

ただ「資本」とか「純資産」とかの似たような言葉が慣れないと分かりづらいので、言葉の定義をおさえておくと間違いないと思います。

 

のれん

Wikipedia

のれん (goodwill)とは、企業の買収・合併(M&A)の際に発生する、「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価額」との差額のことである。(連結会計にあっては投資価額と被投資企業時価評価純資産のうち持分相当の差額)

 

購入した値段と実際の価値の差とでも言えば良いのでしょうか。

企業買収の際には基本的に「買収価格>企業価値」となる。この二つの値の差を「のれん」といっているらしい。

 

超過収益力

企業が経営を続ける中で養われた潜在的な企業価値のこと。

社員の教育状況や顧客との関係性などによる優位性を指す。

企業買収の際に買収価格を決める際に、単純な企業価値だけではなく、この超過収益力を加味して買収価格を算出することになる。

 

擬制資産

本来は資産ではないが、資産のように扱うもの。

「のれん」もこれにあたる。

 

賃借対照表

会社がどのような資金をあつめ、どんな形で保有・運用をしているかを表すもの。

「資産」「負債」「純資産」の項目で構成される。

「借方」「貸方」で左右に分かれており、それぞれの金額の和が一致しなければいけない事になっている。

貸してるお金と借りてるお金が違ったら大変ですもんね。という覚え方でいいのかな?

この性質を利用した穴埋め問題なんかが出ます。

 

流動資産

会計における資産のうちに、一般的には1年以内に現金化できる資産のこと。

現金そのものや有価証券、売掛金などが含まれる。

現金化に1年以上かかるものであっても正常な営業循環過程にあるものは流動資産とされる。

 

固算資産

経理上の固定資産とは、販売目的ではなく会社で継続的に使う事を目的とした資産のこと。

 

掛け取引

商品の引き渡しの際に現金支払いを用いずに、期日を決めて後日支払いをする取引方法のこと。 

 

売掛金

売上金の帳簿上の未集金のこと。

だいたい月締めで支払われることになる。

 

買掛金

売掛金の逆で帳簿上の未払い金のこと。

 

受取手形

売掛金を受け取るための手形のこと。

売り上げの代金として受け取る物。

 

棚卸資産

販売目的と何らかの形で結びついている資産。

流動資産の一つ。

具体的な例として最も単純ばものは「在庫」のこと。

実態を持たない販売目的のソフトウェアもそれに含む。

棚卸資産の中でも細かい区分があるがここではスルーしとく。

 

正常営業循環基準

賃借対象表における資産が流動資産に該当するかを判断するための基準の一つ。

これと「1年基準」を用いて最終的に判断する。

例えば「商品を仕入れて販売する」といった活動は通常の営業範囲内なので、この中で扱われる項目は流動資産となる。

一方で有価証券等は営業活動外なので、1年基準を用いて判断する。

 

1年基準

賃借対象表における資産が流動資産に該当するかを判断するための基準の一つ。

決済日から数えて1年以内に入金または支払いの期限がくるものを流動資産とし、それ以上かかるものは固定資産とする事になっている。

1年という期間は国際的な標準となっている。

 

折哀法(せっちゅうほう)

最初読めなかった…

複数の評価結果を用いてそれぞれに折衷割合をかける事によって株の評価を算出する方法。

 

MBO(Management Buy Out)

企業の経営者が企業の所有者から株を買い取り、経営権を取得すること。

経営陣買収とも。

企業に所属している経営陣が自社株を購入することによって、所属している事業の経営権を取得すること。

グループ会社から一つの会社が独立したり、他社に買収されることを防ぐために行われることもある。

 

LBO(Leveraged Buy Out)

買収対象の企業の資産や将来キャッシュフローを担保の資金を調達して買収すること。

プライベート・エクイティ・ファンド等が取るのがこの手法。

映画「プリティ・ウーマン」でこの投資手法が描かれているらしい。こんど見てみよう。 

 

EBO(Employee Buy Out)

従業員買収とも。

会社の従業員がその会社の株を取得することで経営権を取得すること。

投資ファンドと協力して行われる場合もある。

 

プライベート・エクイティ・ファンド (PE)

投資ファンドの種類の一つ。

投資家から集めた資金つかって未公開株等を取得し経営に関与したのち、企業価値を高めたあとに売却して収益を得る事を目的としている。

 

ヘッジ・ファンド

いわゆる投資信託によって利益を得る事を目的としている投資ファンド。

 

3C分析

市場(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの情報から、自社の強みと弱みを分析すること。

分析結果は事業戦略の決定などに利用される。

「市場」…関しては顧客のニーズや将来的な動向を分析する。

「競合」…競合他社の戦略方針や市場への対応状況を調査する。

「自社」…自社の戦略が他社に勝てる要因、成功要因を探る。

 

それぞれのCを分析するための手法がまたあるので、道具の使い方を覚えて上手く活用すると効率が良さそうです。

 

PDPC(Process Decision Program Chart)

開始から終了までのプロセスを整理し、最適なプロセスを分析するための手法。

QC七つ道具の一つ。

仮定決定計画図とも。

この図の成り立ちがすごくて、1970年頃に近藤次郎さんという大学教授が大学紛争に際してその解決方法を探る手段として考案したとの事。

事前に考えられる結果を予測して、そこに至るプロセスの中でより望ましい形を探る方法。

意思決定の方法―PDPCのすすめ (1981年) (NHKブックス〈394〉)

意思決定の方法―PDPCのすすめ (1981年) (NHKブックス〈394〉)

 

  

市場調査

新製品の開発などの際に、市場価格や広告などの活動の意思決定に必要な情報を収集し分析する調査のこと。

これは一般的な言葉のようですが、この言葉の説明が試験の選択肢に出てくるので逆に混乱する。試験に出る言葉としていちおう認識しておきましょう。

 

デューディリジェンス(Due diligence)

投資家がリスク軽減のために経営や財務等の観点から調査を行うこと。

もともとは法的に行うべき注意義務といったような意味らしい。

 

Due = 支払期日

diligence = 勤勉

直訳してもよくわからなかった…

 

ビジネスインパクト分析

特定の業務を中止した時に事業全体に与える影響を分析すること。

天災等により突然中止した場合の対策を考えるために、BCPを作成する際の最初のステップとして行われる。

 

 

経営戦略っていうか経理の話まで混ざり始めた。問題文をマトモに理解するまでにまず時間がかかります。

大変ですが知っておけば会社で働く上では話がしやすい知識ばかり。

今回は知らないと恥をかくかもしれない一般常識レベルの事も含まれました。

経理の人と会話できるようになると、会社の事をいろいろ教えてもらえてお得かもしれませんね。

 

 今回はここまで。

 

平成29年度のに対応した過去問題集はこちら。

応用情報処理技術者試験は、その時その時のトレンドを取り入れた問題が出題されます。最新の情報をチェックしておくと良いでしょう。 

平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)

平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)